
大学入試センター試験
大学入試センターが主催し毎年1月に実施される国内最大規模の入学試験で、マークシートを使って行う客観式テスト。
2009年度以降のセンター試験実施日は1月13日以降の最初の土曜日・日曜日と定め、09年は1/17・18に実施される。
08年まで岩于県立大ソフトウェア情報学部が利用していなかったが同校も09年からセンター試験を利用する方式で実施すると発表しており、すべての国公立大で利用することとなる。現在は私立大でも大学入試センター試験方式を採用し、08年度入試では466大学1316学部、短大も156短大で利用した。
リスニングテスト
2006年度入試から現行課程によって出題されるようになったが、それに伴い人学入試センター試験の英語にリスニングテストが導入された。音源は各会場の環境の違いを考慮し、ICプレーヤーによる個別音源方式を採り、この所要時間(30分)と配点については筆記試験とは別枠となっている。
傾斜配点
各大学の教育目的、特色、専門性に応じた大学入試センター試験6教科の配点(外・数・国各200点、理科・地歴・公民100点)のそれぞれに対し、ある倍率を掛けた得点のこと。各大学・学部は大学入試センター試験総合点の配点と個別試験総合点の配点比、重視する教科等を考慮して決める。
自己採点
大学入試センター試験の結果は、入試終了後まで受験生本人には通知されない。そのため出願校決定に際し、自分で自分と他の受験生の得点状況を正確に把握する目的で行う採点のこと。
追試験
病気やけがなど、やむを得ない事情により、大学入試センター試験を受験できない入学志願者を対象に行う追加の試験。通常、本試験の1週間後に全国2ヵ所で行われる。
得点調整
大学人試センター試験で20点以上の平均点差が同じ教科内で生じた場合、科目によって有利・不利のないよう得点を調整すること。対象科目委は次の通り。
@地歴の「世界史B」「日本史B」「地理B」
A公民の「現代社会」「倫理」「政治・経済」
B理利の「物理T」「化学1」「生物I」「地学I」
@〜Bグループごとに、平均点のもっとも高い科目ともっとも低い科目との調整後の平均点が、15点となるよう調整する。
得点開示
人学選抜試験の成績を受験者個人に通知すること。情報公開法に基づき、大学人試センター試験では受験生の希望に応じて通知している。センター試験出願時に成績開示手数料(800円)を検定料と一緒に払い込むと2008年度入試では4月16日以降に通知される。また、各人学の個別試験についても、希望すれば開示する大学も増加した。本人の得点については公開しないまでも、人学試験合格者最低点、平均点等を公表する大学は年々増えている。
アラカルト方式
各大学がそれぞれの判断と創意工夫に基づき自由に判定科目を定めて利用できる大学入試センター試験利用方式のこと。一般にはセンター試験での採用教科が4教科以下の場合を指す。
一芸入試
調査書の内容、学力検査・面接・小論文等ではなく、特に秀でた志願者の適性・能力等を重視して採否を決める大学入学者の選抜の方法のこと。スポーツでの優秀な成績を収めたり、ボランティア活動や生徒会活動、資格取得など多種多様。
AO入試
AOは「アドミッションズ・オフィス(入試事務局)」の略。書類選考や面接、論文などにより、意欲や個性も含め受験生を総合的に評価する入試方式のこと。
2007年度入試では国公立大52大学135学部、私立大402大学912学部(文部科学省調べ)が実施。
08年度入試から、国公立大学のAO入試に合格し入学手続を完了した者は、前期・後期・公立大中期日程試験の合格者にはなり得ないので、受験の際には注意が必要となる。
9月入学
日本では、ほとんどの場合2〜3月に入試を実施し4月入学となるが、欧米式にもマッチするよう9月に入学できる入試制度のこと。セメスター(学期ごとに授業が完結する)制度によって採用している大学で多く利用され、また一般入試のほかにAO入試等で実施している場合もある。
指定校推薦
推薦入試実施大学が、過去の合格者や入学者の実績・地域性などをふまえ、特定の高校から一定枠の入学者を募る方式。指定校の高校生以外は出願できず、その分出願者の人数が限られるため合格率は高くなる。私立大で実施されており、公立大では設置母体の該当する都道府県、市内の高等学校に限り枠を設けている場合がある。なお国立大では実施されていない。
公募制推薦
大学側で設定した一定の条件さえ満たせば、誰でも出願できる推薦制度のこと。私立人で推薦入試を取り入れている私立大の90%以上が実施している。出願条件などが指定校推薦と違いかなり緩やかで、既卒生でも可とするところや自己推薦制、他大学との併願を認めているところもある。
地方入試
大学の所在地以外の都市で試験会場を設置し、試験を実施する制度。例えば関西の大学を東京で受験でき、その逆もできるというもの。さらに地方試験と本試験の両方を受験できる場合もある。私立大が多いが、地方会場を設ける国公立夫もある。
志願倍率
出願者数を募集人員で割った数値のこと。「見かけの競争率」ともいわれ、実際には出願しても受験しなかったり、募集人員より合格者が多かったりする場合があるので、実際の競争率(実質倍率)とは異なる。
実質倍率
出願者から欠席者を引いた受験者数を、合格者数で割った数値のこと。
基準点
各大学が特定の科目に対して一定の基準得点を設けること。合計点が合格点に達していても基準点をクリアしなければ不合格としたり、特定科目が基準点に達しなければ小論文は採点しなかったりする。
口頭試問
選抜試験で、試験官からの出題に口頭で答える試験のこと。通常[面接]に区分され、その中で基礎学力の判定を目的とし、推薦入試などで実施される場合が多い。
標準偏差(SD)
得点の散らばりの度合いを表す数値。平均点と得点の差を二乗し、それを平均した値の平方根として求める。標準偏差が小さければ得点の散らばりの度合いが小さいことを示す。
偏差値
学力の検査結果が集団の平均値からどの程度隔たっているかを表した数値。受験者全体の平均点を50とするが、母集団によって異なる。
偏差値=(得点一平均点)÷標準偏差XIO+50
評定平均値
高等学校在学中の各教科(科口)及び全教科の成績を5段階評価したものの平均値のこと。
テレフォンサービス
各大学が受験生を対象として、入試情報や大学情報、出願状況などの情報を電話で提供すること。これらの情報は近年、インターネットホームページでも開示され、24時間いつでも入手できる場合が多い。
補欠合格
入学試験で、合格発表後に入学手続者が入学定員に満たない場合、それを補充するために合格者を追加して決定・発表すること。国立大の場合は、「追加合格」と呼んでいる。また、あらかじめ補欠候補者を発表し、入学手続状況を見て順次繰上げ合格とする私立大もある。
分離分割方式
個別学力検査(二次試験)を募集人員を前期(2/25〜)と後期(3/12〜)の2回に分けて行うこと。すべての国立大学と一部の公立大学が採用している。前期日程に合格し入学手続をすませると後期日程では合格できなくなるので、定員の比重が前期に偏る大学力侈い。現在は一部の例外を除き原則として分離分割方式だが、2006年度以降はこの方式が弾力化され、前期あるいは後期一本化も容認されることとなった。
前期一本化
国公立大の個別学力検査仁次試験)は原則的に分離分割方式で実施される。ただし、募集人員が20名以下の募集単位、あるいは個別学力試験が実技中心で前期と後期で異なる選考方法を採用することが困難な大学・学部については前期のみ、または後期のみで試験を実施することが認められている。また「I回限りの選抜機会の解消」や「前期日程試験とは異なる尺度での選抜」が確保されることを原則として前期日程のみで試験を実施する大学が増加した。
2005年度の横浜市立大を皮切りに06年度は筑波大、千葉大、岡山大の一部学部や滋賀医大などで実施、07年度は京大で保健学科を除く全学部、名古屋大、東北大の一部学部、08年度からはさらに東大・理三、東北大(文・経済・理を除く)、名古屋大(全学部)などで前期だけの募集となり、09年からは京大・医(保健)、東北大・文、一橋大・商、金沢大・医薬保健などが後期廃止となることが発表されている。
公立大中期日程
公立大で前期・後期日程の間(3/8〜)に実施される個別学力検査(二次試験)のこと。
2008年度は6大学6学部で中期日程のみで実施、6大学6学部は、前期・中期日程で実施された。合格発表が後期と同時期に行われるため両方に合格する場合もあるが、前期日程で他の国公立大に入学手続をした場合は合格の資格を失う。
二段階選抜
大学入試センター試験で一次選抜を行い、合格者だけに二次試験(個別学力検査)の受験資格を与える方法。実施大学は事前に予告する。多くの大学は志願者数が募集人員の予告倍率を超えた場合に実施されるが、一部の大学では大学入試センター試験の基準得点を指定している。
2008年度は55大学171学部で実施を告知している。
欠員補充の二次募集
国公立大で、合格者数が募集人員を下回り欠員が生じた場合に行われる募集のこと。3月23日の時点でいずれの国公立大にも合格していない者、いずれの国公立大にも入学手続を行っていない合格者を対象に、3月28日以降に行う。
国立大学法人化
2004年度からすべての国立大で国立大学法人として「数学」と「経営」を個別に運営する取り決め。これを受け、今後は入試制度やカリキュラムなどで徐々に個既が現れてくると思われるが、学費についても一律とはいかず、05年度には04年度の金額を基準に10%までの変更が認められたため、学費値上げに踏み切った大学も多かった。
私立大学
大学入試センター試験方式
大学が個別に行う入試とは別に、大学入試センター試験の得点で合否を判定する入試のこと。ほとんどの大学がこの試験の得点だけで合否を決定し、大学入試センター試験を受験するだけで複数の私立大が併願可能になる。
複線入試
同一学部・学科で募集人員をいくっかに分け、入試科目の異なる複数の選抜方法を実施する方法。従来の3教科型に並行し、科目を軽減した2教科ないし1教科の中で、特定科目を重視した方式を設けるケースカ侈い。大学入試センター試験利用入試もこの一方式となる。
全学部入試
同一試験日に同一試験問題で全学部の入試を行うこと。受験生にとっては同一学部を複数回受けられるチャンスが広がる。また大学にとっては試験問題の作成や地方会場実施などにメリットがあり、実施する大学が近年増加した。
高得点採用方式(BEST2入試)
3科目を受験し、結果として高得点2科目を採用して判定したり、高得点科目の配点を高くしたりして合格者を決定するもの。
試験日自由選択
同一学部・学科の試験日が2〜3日の範囲で設定されており、併願校などの都合に合わせて試験日を自由に選べる方式。大学によっては、同一学部・学科を2回以上受験することを許可している場合もあり、併願すれば試験日が異なっても同一科目であるため、出題傾向やパターンに慣れて合格率が高まるメリットもある。
学費返還制度
入学手続をすませても、他大学への大学等の理由により入学辞退する場合、指定期日までに申し出ると一部納入金を除いた学費が返還される制度。大学によっては手続きを2段階に分け、二次手続きを完了すると、いったん納入した学費は返還されない場合もある。近年は期日までに申し出れば、入学金以外は返還する大学が多くなった。
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大学の志願者数と入学定員数が同数になる大学全入時代。
2008年度にはさらに18歳人口が減少します。定員割れの大学が増える一方、受験生が集中する大学がでるなど二極化の傾向にあります。
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入試用語辞典